おぎやはぎの矢作さんと超新塾のアイクさんが配信されている英会話のYoutubeチャンネルがあり、好きでよくみているのですが、ある日の回でこんな会話がありました。
お昼ご飯何にする?と言ったときに「そうめんがいい」と「そうめんでいい」で、夫婦喧嘩の火種になるよね、いうもの。
確かにごはんなんにするー?うーん、魚がいいな~というと素直に聞けますが、昨日肉だったから魚でいいよ、と言われると「魚でいいってなんやねん!!!」となりがち。え?こっちが作るんですけど?で、ってなんすか?気持ちはとてもよくわかる。それでは同じ理屈でこれはどうなのか。
肴は炙ったイカでいい と 肴は炙ったイカがいい
八代亜紀さん代表曲のひとつである舟唄の一節でありますが、これはどう考えても「イカでいい」しか考えられないのです。「イカがいい」だとぐんと前のめりですごいダサい。切なさ寂しさ見事に皆無。めっちゃ前向き。俺は何を言われてもイカがいいんだ、なぜならタウリンがどうたらこうたらみたいな聞いてもない蘊蓄が出てきそう。というかイカに焦点当たりすぎ。
舟唄のイカでいいには、しぶしぶ感がまったく感じられず、むしろ「イカでいい」のほうが「イカがいい」よりも真の意味で「イカがいい」感が感じられる。何度も何度も同じ酒を繰り返してたきた経験則からの「イカでいい」だから、それこそが俺にとっての一番なんだとわかる感じがします。
助詞ひとつでこんなにニュアンスが変わるなんて、日本語って不思議です。ちなみに私はお酒が飲めませんが、居酒屋に行って食べるなら「なんこつの唐揚げ」か「なまこ酢」が好きです。
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2025.10.03 13:25
2025.10.03 01:00